RIKAKO KAWAUCHI
川内理香子

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1990年東京都生まれ。2017年、多摩美術大学大学院美術学部絵画学科油画専攻を修了。食への関心を起点として、身体や生命への関心が強く作品に表れており、派生的に、肉体と精神、自己と他者といった対比関係と相互性を描く。肉厚の絵具と切り裂くように描かれる線の組み合わせによる絵画、紙に色彩と線が滲むようなドローイング、ネオンや針金を使った立体的な線描作品など、表現手法は多岐に渡るが、先述の作品としての主題は極めて一貫している。VOCA展(2022年, 上野の森美術館, 東京)で大賞を受賞、TERRADA ART AWARD 2021ファイナリスト展において寺瀬由紀賞受賞、第9回 shiseido art egg賞を最年少受賞(2015年)、第1回CAF賞において保坂健二朗賞(2014年)など、若手作家の評価をする重要な公募展において評価されており、近年ではイタリア、ドイツ、イスラエル、ベルギーなどの海外での発表機会も続く。多くの企業コレクションや著名プライベートコレクションが作品を所蔵し、公立館としては愛知県美術館が収蔵している。