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Year: 2022
Medium: silk screen, mixed media
Dimensions: 145.5 x 112 cm (57 1/4 x 44 in.)
Acquired from MU Gallery, 2022
にいみは消費の文化をテーマとして作品を作る。バーコードは「消費される」ものの象徴として描かれている。作家のステートメントにはハノーヴァー・ダダのアーティストであるクルト・シュヴィッターズからの影響が言及されている。しかし、むしろ大量消費文化へのアティテュードとしてはダダに後続するラウシェンバーグやリキテンスタインを思わせる。あるいはもう少し時代を下ってジェフ・クーンズやアシュリー・ビッカートンらネオ・ジオの作家達の方が近縁の表現として参照されるだろう。本作では、すぐにそれと分かるアメリカン・コミックの人気シリーズを題材としており、あえてステレオ・タイプを強調することで、消費する社会と消費されるエンタテイメントの双方に対する批判が秘められている。