The Aluminium Garden -Structural Studies of Plants- Young Olive
Year: 2022
Medium: Aluminum foil(0.2mm, mirror polished surface)
Dimensions: 180 x 50 x 50 cm (70 7/8 x 19 3/4 x 19 3/4 in.)
Acquired from rin art association, 2022
オリーブの若木。オリーブの葉裏は微細な毛に覆われており陽の光を受けて白銀色に輝くように見える。実や種からは油が得られ、実は食用ともなる。油分を含んだ硬く丈夫な木材として多くの生活道具に加工されてきた。人との歴史が長く、さまざまな宗教・文化的な象徴にもなっている。三家は「The Aluminium Garden」のシリーズにおいて、植物を題材とすることで自然を模倣しつつ、非自然を前景化するアルミニウムという素材を使い続けている。リンダウ・ビエンナーレ(2022年)やシュロスグート・シュヴァンテ彫刻公園(2022~)などでの野外展示の事例では明らかなように、枝葉を風にそよがせ、穂先で虫が羽を休めていようとも、そのいかにも自然物らしい装いによって却って、金属箔で作られた非生物としての違和をただただ示している。オリーブはただあるように生きる植物であると同時に、人類にとっては文明的な発展を支えてきた「有用な」植物でもある。私たちは自然に向き合う時、それが人にとって脅威であるか有益であるかをつい考える。しかし、このアルミホイルで作られたオリーブの若木は、いかに姿形がオリーブそのものであったとて自然界にも人間界にも寄与しない。この無為の若木の姿を通して、三家は人と自然の共存についてを問い直している。
© UESHIMA MUSEUM COLLECTION
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