PIERRE HUYGHE
ピエール ユイグ

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1962年、パリ(FR)生まれ。1985年国立高等装飾美術学校(パリ)を修了。活動初期から、虚構と現実、人間と非人間といった対比を取り上げながら、映像、写真、彫刻、パフォーマンス等幅広いジャンルで作品を制作している。祭祀や儀式、映画や展覧会などフィクショナルな空間やイメージを発生させる構造を援用しながら、ユイグの作品は人間の意識や経験や感覚によらない世界認識を私たちに想像させる。フランス館代表作家を務めた2021年第49回ヴェネチア・ビエンナーレで審査員特別賞、2002年ヒューゴ・ボス賞を受賞。2012年「dOCUMENTA 13」(ドイツ)、2014年第10回光州ビエンナーレ(韓国)、2017年第5回ミュンスター彫刻プロジェクト(ドイツ)など世界各地の主要国際展への参加多数。2013年から2014年までポンピドゥー・センター(パリ)、ルードヴィヒ美術館(ケルン)、ロサンゼルス・カウンティ美術館を巡回した回顧展を開催、2015年にはメトロポリタン美術館(NY)のルーフガーデンへのコミッションワーク制作、2018年サーペンタイン・ギャラリー(ロンドン)、2021年LUMA Arles(アルル)、2022年Kistefos Museum(キステフォス, ノルウェー)等主要美術館での個展が続く。2024年プンタ・デラ・ドガーナおよびパラッツォ・グラッシ(ヴェネチア)でピノー・コレクションによる大規模な個展を開催。