1978年ロンドン(UK)生まれ。1997年、セントラル・セント・マーチンズ・カレッジ(ロンドン芸術大学)を卒業後、スレード美術学校(ロンドン大学)へ進み、1998年から2002年の間パリのエコール・デ・ボザールに留学、2003年にスレード美術学校を修了。彫刻、絵画、タペストリーなど幅広い作品を手掛けるが、特に2014年から続けている「Stack」シリーズがモリスを国際的なアーティストへと押上げた。個人史的な動機から、万人へ向けた明確なビジョンへと可視化する彫刻家としての揺るぎない技量と才覚が余す所なく発揮されているからである。2021年にはヨークシャー彫像公園ウェストン・ギャラリーにおいて初めての公立美術館個展を果たし、翌2022年にはシャトー・ラ・コステ(プロヴァンス)が有するオスカー・ニーマイヤー設計の展示施設において個展を開催している。