MIDORI SATO
佐藤翠
1984年、愛知県生まれ。2006年に名古屋芸術大学在学中に交換留学生としてディジョン国立高等芸術学校で学び、2008年名古屋芸術大学美術学部絵画科洋画コース卒業。2010年に東京造形大学大学院造形研究科造形専攻美術研究領域修士課程を修了。花や靴、宝石、カーペットなど静物、特に衣服のかかったクローゼットの内部を描いた作品を制作し続けている。ただ対象を精緻に描くのではなく、むしろその筆致は激しく、吊るされた衣服が作り出す整然とした垂直線は抽象性すら感じられる。国内外でのギャラリー個展多数。2013年「VOCA」(上野の森美館, 東京)、2015年「絵画を抱きしめて」(資生堂ギャラリー, 東京)、2016年「あいちトリエンナーレ2016」(名古屋市および岡崎市会場)などでの展示がある。2011年および2017年にCite Internationale des Arts Paris主催レジデンスプログラム、2018年に平成29年度ポーラ美術振興財団在外研修員としてそれぞれフランスに滞在。東京都現代美術館、大原美術館(岡山)などの美術館のほか、Montblanc Japan、RMKなどの企業コレクション多数。