YUSUKE FUKUI
福井祐介
1971年富山県生まれ。1991年よりハンガリー、ブダペストに滞在、1998年ハンガリー国立ブダペスト美術大学絵画科修士課程修了。中央ヨーロッパのハンガリーに暮らしながら、東アジアの日本人アーティストとして制作すること、その文化的バックグラウンドの差異を思考しながら制作を続けている。日本画の顔料や墨による絵画、屏風絵など、日本の絵画様式に由来する作品展開は、そうした福井の基本理念から制作されていると言えるだろう。また、ハンガリーの地で2011年の東日本大震災を知り、それを契機にエネルギー問題についての関心を深めたことが「Tesla」シリーズの展開へと繋がっている。Kiscell美術館(ブダペスト)での個展(2015年)、Paksi美術館収蔵作品と自作のコラボレーション展示(2022年)などがある。コロナ禍を受け一時日本に帰国し、 2021年より黄金町エリアマネジメントセンター主催のアーティスト・イン・レジデンス・プログラムに滞在アーティストとして参加している。ハンガリー国立ブダペスト美術大学、佐久市立近代美術館、Kiscell美術館(ハンガリー)などに作品が収蔵されている。