ERINA MATSUI
松井えり菜
1984年岡山県生まれ。2006年ヘルシンキ芸術デザイン大学(フィンランド)への短期留学を経て、2008年多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業、2010年東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻油画を修了。2012~2013年の間、平成24年度文化庁新進芸術家海外研修員としてドイツのクンストラーハウス・ベタニエンに在籍。2004年に村上隆主催による「GEISAI #6」において初期の代表作となる「エビチリ大好き」で金賞を受賞し、衝撃のデビューとなる。一貫して制作を続ける巨大な自画像のほか、自身の分身とも言えるウーパールーパーをモチーフとした作品でも知られる。絵画のみならず、立体造形やインスタレーションなど幅広い。活動初期から国内外での展覧会機会が多く、在学中の2005年にはカルティエ現代美術館(パリ)の「J’en reve」展、2012年には大原美術館(岡山)での個展「松井えり菜~大原美術館をおもちゃ箱に」、2020年岡山県立美術館での個展「令和おとぎ草子 桃太郎 KAMISHI By 松井えり菜」などがある。高松市美術館、大原美術館、岡山県立美術館、カルティエ現代美術財団、モレスキン財団など、内外の著名な現代美術コレクションへ作品が収蔵されている。