キャラと瓦礫の理想郷
Year: 2013
Medium: acrylic, glitter glue, oil marker, gesso, digital print, wood panel
Dimensions: 73 x 105 cm (28 3/4 x 41 3/8 in.)
Acquired from SBI Art Auction, 2022
梅沢はインターネット上で大量に集めた画像(主にキャラクター画像)を使って、コラージュ様に画面構成し、更にペイントを重ねることで作品を制作している。一つ一つは異なるキャラクターのパーツが細かく寄せ集められ、全体として一つのキャラクターの図像を成している。村上隆や中原浩大以降のオタク的な文化背景を引用する手法が美術作品として馴化されていったことを継続する様に、お絵かき掲示板などを介したインターネットミームと、そこにあるコミュニティをバックグラウンドとした、絵画という形態においてデジタル画像を一つのメディウムとして扱う梅沢たちの世代が登場してくる。本作においても、多くの既存キャラクターの断片が点描あるいは画像ピクセルのように並列することで、色彩やレイヤー、空間を構成するという梅沢の最も特徴的な表現が見て取れる。
© UESHIMA MUSEUM COLLECTION
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