WASHI_SHIBUYA246
Year: 2022
Medium: inkjet print on WASHI paper
Dimensions: 59.4 x 42 cm (23 3/8 x 16 1/2 in.)
Edition: No.8 of 30
Acquired from MITSUKOSHI CONTEMPORARY GALERY, 2022
小林は写真をデジタル加工することで、写真でありながら非現実的な風景を生み出してきた。本作は作品集「EVERYTHING_2」に掲載されている作品からいくつかを選び、和紙にプリントした作品シリーズの一点で、制作にあたっては和紙の質感に合わせるべくイメージが再編集されている。オレンジと紫を基調としたストライプ状のストロークが伸びやかに展開されている。絵画においてペインティングナイフやスキージーなどの道具による描画と近い表現をデジタル上で行なっている。よく見ると、紫のストロークは画面右に写っているおそらくビルボードの構造体の一部が紫がかった街の灯を反射している特定の箇所から色彩を延伸していることがわかる。それに気づくと、オレンジのストロークも自動車のヘッドライトや街路灯に由来するのだろうという予測がつく。非現実的な写真表現でありながらも、全ての要素は現実に即している。
© UESHIMA MUSEUM COLLECTION
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