KEI IMAZU
今津景

Asyura
1980年山口県生まれ。多摩美術大学大学院修了。2009年「VOCA 2009」にて佳作賞、2013年絹谷幸二賞奨励賞を受賞。2017年ミネアポリス美術館(US)に4メートルを超える大作がコレクションされる。2019年「六本木クロッシング2019」(森美術館、東京)、「あいちトリエンナーレ2019」に参加。2020年フランスのPrix Jean-François Pratでファイナリストに選出され、2022年「ドクメンタ15」(カッセル、ドイツ)にて招待展示。国内外で高い評価を得ている。現在バンドゥン(インドネシア)を拠点に活動。
今津の絵画作品は、インターネットからさまざまな画像をPhotoshop©︎で編集し作成した下図をもとに、キャンバスに油彩で描くというプロセスで制作される。モチーフは歴史的名画や博物図鑑、広告、SNS上のプライベートな写真など多岐に渡り、編集ソフトを用いてブラッシュストロークを施すなど重層的なレイヤーを緻密に構成する。近年は気候変動現象やグローバル・サウスなど地球規模の問題を提示し、より大きな世界観を展開している。