MINO WATABE
渡部未乃
1989年東京都生まれ。2016年多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程絵画専攻油画研究領域修了。鮮やかな色彩と、大胆なデフォルメによって植物や風景を描く。有機的であったはずの自然物がまるで人造物のように整えられる。それによって、まるで幾何学的抽象絵画の画面のような強いコンポジションとなる。色彩もまた同様に、自然界に多くは見られない色調、彩度に転じていくことで、自然を描写するのではなく絵画としての色彩構成を強調した画面になっている。第19回福沢一郎賞(2014年)、トーキョーワンダーウォ―ル公募2015石原慎太郎賞賞、TURNER AWARD2014優秀賞などの受賞のほか、第31回ホルベイン・スカラシップ奨学生(2016)、三菱地所Shin Tokyo 4TH MURAL PROJECT(新東京ビル・東京)での壁画制作(2021年)など。