GEORGE CONDO
ジョージ・コンド

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1957年ニューハンプシャー州コンコード(US)生まれ。1976年から1978年までマサチューセッツ大学ローウェル校で美術史と音楽理論を学ぶ。アンディ・ウォーホルのファクトリーでプリンターとして所属し、その間にバスキアやキース・ヘリングらとの交流を深めた。NYやパリの同時代の美術動向の渦中にありながら、古典から近代の美術にも通暁し、それがコンドの作品に豊かな文脈となって表れている。アメリカの大衆的な文化をヨーロッパのオールドマスターのスタイルと融合させる「Artificial Realism」とコンド自身が呼ぶ表現によって評価されている。哲学者のフェリックス・ガタリはそれを、既存の絵画的な解釈を自ら排除し安定を奪う機能「Condo Effect」だと評した。特にキュビスムに対して強い関心を示しており、作品を指して「Psychological Cubism」と称することも自他共に多い。世界各地の美術館個展多数。第55回(2013年)および58回(2019年)ベニス・ビエンナーレへの参加のほか、第13回リヨン・ビエンナーレ(2015年)、光州ビエンナーレ(2014年, 韓国)など、国際展への招聘多数。オンタリオ美術館(カナダ)、ポンピドゥー・センター(パリ)、バルセロナ現代美術館(スペイン)、シュテーデル美術館(フランクフルト)、テート・モダン(ロンドン)、メトロポリタン美術館(NY)、MoMA(NY)、ナショナルギャラリー(ワシントンDC)、グッゲンハイム美術館(NY)、ホイットニー美術館(NY)などに作品が所蔵されている。