NAMI YOKOYAMA
横山奈美
1986年、岐阜県生まれ。2010年愛知県立芸術大学油画専攻卒業、2012年愛知県立芸術大学大学院美術研究科油画版画領域修了。言葉によって事物に与えられる意味的な属性を絵画によって解放する。近年では誰かの筆跡を再現したネオン管の文字を描く「Neon - Shape of your words - 」シリーズで知られる。消費された果てに廃棄されるべきものを描く「The first object」シリーズや、絵画の模倣性によって金(Gold)の価値を無効化する「Golden objects」シリーズ、短命な品種改良犬のLOVEと少女の5年間の日々を綴る木炭画「LOVEと私のメモリーズ」などがある。2019年「アペルト10 横山奈美 LOVEと私のメモリーズ 」(金沢21世紀美術館)、2021 年「アーティスト・イン・ミュージアム AiM Vol.11 横山奈美 forever」(岐阜県美術館アトリエ)など美術館での個展がある。2014年「手探りのリアリズム」(豊田市美術館)、2015年/2023年「VOCA展」(上野の森美術館, 東京)、2017年「日産アートアワード」(オーディエンス賞受賞, BankARTStudioNYK, 横浜)、2022-23年「リアル(写実)のゆくえ 現代の作家たち 生きること、写すこと」(平塚市美術館、足利市立美術館、高岡市美術館、ふくやま美術館、新潟市美術館、久留米市美術館を巡回)、2022年「六本木クロッシング2022 : 往来オーライ!」(森美術館)、2023年「リニューアルオープン記念特別展 Before/After」(広島市現代美術館)などで取り上げられている。森美術館、岐阜県美術館、愛知県美術館、豊田市美術館、愛知県立芸術大学芸術資料館が作品を所蔵している。Phaidon社が発刊するメディアやテーマごとに代表的な現代美術作家を全世界的に紹介する書籍『Vitamin』の言語的美術表現の巻『Vitamin Txt: Words in Contemporary Art』にも取り上げられている。