TRACEY EMIN
トレイシー・エミン

It’s what I’d like to be
1963年ロンドン(UK)生まれ。1986年マジソン・カレッジ・オブ・アートで版画とファッションを学び卒業、ロンドン大学で哲学にも触れつつ、1989年ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(ロンドン)を絵画専攻で修了。YBAアーティストらしくセンセーショナルで、自己言及的かつ苛烈な作品が多く、絵画、彫刻、写真、映像、ネオンサインなどのスタイルで発表している。1997年にコレクター・ギャラリストのチャールズ・サーチが若手作家のコレクション展「センセーション」を開催、エミンはそこで自らのベッド上の私生活を詳らかにした作品「Everyone I Have Ever Slept With 1963-1995」を展示した。2007年には第57回ヴェネチア・ビエンナーレにおいてイギリス館代表作家を務めた他、1999年には「My Bed」(自らが数日間過ごしたベッドの痕跡を全て展示した)でターナー賞候補作家となる。現在の美術においてはアーティストが個人主観を暴露することすらも個々のナラティブとして創造性を認められるに至ったと言える状況があるが、その前例のない表現手法の先駆者として認識されている。英国ロイヤル・アカデミーの歴史上初めての女性教授としても知られる。