OSCAR OIWA
大岩オスカール

男木ハウス5
1965年ブラジル、サンパウロ生まれ。日系ブラジル人2世として生まれ、サンパウロ大学建築学部を卒業した後、1991年より東京、2002年よりニューヨークを拠点にアーティストとして活動。鳥瞰図のようなダイナミックな構図で、実在の都市や自然の風景を描き、想像の世界と融合させる物語性豊かな絵画が国内外で高く評価される。緻密でありながらおおらかな描写や、光と影のコントラスト、強い色彩などは、生まれ育ったブラジルの風土が影響しているのかもしれない。旅や移動での経験、そして日常目にする社会問題もユーモアをもってテーマに織り込む。
2008年に東京都現代美術館、11年にリオデジャネイロ国立美術館(ブラジル)、19年に金沢21世紀美術館(石川)、ほか美術館での個展や、瀬戸内国際芸術祭をはじめ国際展、グループ展にも多数参加している。