AYAKO ROKKAKU
ロッカクアヤコ
1982年千葉県生まれ。2002年より独学で絵画を始める。村上隆が主催するアートイベントGEISAI#4(2003年)および#9(2006年)においてスカウト賞を受賞し、それらを契機に国内外での多数の発表機会を得る。端材ダンボールやキャンバスに手指を使って描くスタイルで知られ、パフォーマンスとしてのライブペインティングも数多く開催している。活動初期から一貫して、大きな目、低く小さな鼻、細く長い腕、頭身が低い、不機嫌な面持ちの少女、という特徴的なキャラクターを描き続けている。加えて、指先で作り出す荒いマチエールは画面全体に強い運動性を与えており、それらは現在では一目してロッカクアヤコのシグニチャーであると認識されるまでに至っている。主な個展に、千葉県立美術館(2020年)、ヤン・ファン・デル・トフト美術館(2019年、アムステルダム)、ダヌビアナ美術館(2012年、スロバキア)クンストハル・ロッテルダム(2011年)などがある。2015年の第56回ベニスビエンナーレに際し、時計メーカーのスウォッチが主催するThe Swatch Pavilionにおいて作品が紹介された。国立ティッセン・ボルネミッサ美術館(マドリード)、千葉県立美術館、宝龍美術館(上海)、セワ美術館/セワ芸術文化財(ソウル)、群馬県立館林美術館、ダヌビアナ美術館などが作品を収蔵している。国際マーケットで突出した人気を博しており、国内外のコレクターからの高い需要が続く。