CHEN WEI
チェン・ウェイ

Fragment
1980年浙江省(CN)生まれ。2002年、浙江メディア通信大学を卒業。写真を主体とした作品を制作し、中国の新世代のアーティストとして注目を集めている。チェンの作品は、スナップ写真ではなく、スタジオで精巧な模型によるセットを作って撮影されている。自身も含めた中国に住まう人々が現代社会において抱える諸問題への不安や未来への希望が作品に仮託している。そのためか、一見何気ない街の風景であっても、どこか寂寥とした映画の一場面を切り抜いたかのような詩性を讃えている。LEDライトボックスを彫刻的に扱ったインスタレーションなど、写真以外の手法でも鋭い表現力が高く評価されている。第12回光州ビエンナーレ(2018年、韓国)のほか、国際展、中国内外での美術館展示多数。