RYOJI IKEDA
池田亮司

data.scan [n°1b-9b]
1966年岐阜県生まれ。コンポーザーであり、アーティストである池田は、現在フランスと日本を拠点として活動する。サウンドとヴィジュアルを横断する池田の作品では、音とイメージの両側面から物質や数学、物理現象までもが網羅的に表現される。世界各国での音楽活動や自身のレーベル「codex | edition」を運営するほか、音楽家カールステン・ニコライとのコラボレーション・プロジェクトや、「datamatics」(2006年~)、「test pattern」(2008年~)などのテーマ性の高いメディア・アート作品の展開がある。主な個展に、2022年弘前れんが倉庫美術館(青森)、2019年台北市立美術館、2018年ポンピドゥー・センター(パリ)、2014年山口情報芸術センター、2009年東京都現代美術館など。2019年第58回ヴェネチア・ビエンナーレではセントラル・パヴィリオンでの展示に参加、2018年上海ビエンナーレ、2010年あいちトリエンナーレなど数多くの国際展招聘がある。1990年代にはマルチメディア・パフォーマンスの分野において日本を代表するコレクティヴであるダムタイプの活動にも音楽提供などで参画した。2014年にはメディアアートの祭典アルス・エレクトロニカにおいてCollide@CERN Residency Award受賞を受けて2ヶ月間CERN(欧州原子核研究機構)に滞在した。