NAOFUMI MARUYAMA
丸山直文
1964年新潟県生まれ。
キャンバスの上に下地を作らず水を張り、絵の具を画布に染み込ませながら描くステイニングの技法を用いて、色彩の中にモチーフが溶け込み、具象であり抽象でもある独自の絵画を描く。風景も人も、柔らかな光と影と渾然一体となる空間は、絵画でのみ可能な表現として、丸山が探究し続けているものだ。1990年代にデビューして以来、日本の重要なペインターの一人として高く評価され、活躍し続けている。主な展覧会に、1999年「MOTアニュアル」(東京都現代美術館、東京)、2003年「ハピネス:アートにみる幸福」(森美術館、東京)、2008年「丸山直文−後ろの正面」(目黒区美術館、東京)、2011年「浮舟」(豊田市美術館、愛知)、2022年「DOMANI・明日展」(国立新美術館、東京)など。
2008年芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。武蔵野美術大学造形学部油絵学科特任教授。東京都在住。