SHIGEO TOYA
戸谷成雄

地霊 / Spirit Regions
1947年長野県生まれ。1973年、愛知県立芸術大学彫刻家卒業、1975年同大学大学院彫刻専攻修了。1970年代より一貫して人間の存在認識としての彫刻を実践し、その原理・構造を追求し続けている。代表作にチェーンソーによって切り刻まれた木彫作品群である「森」のシリーズなどがある。日本の現代彫刻を代表する作家として国内外に広く知られる。主な個展に、2022-2023年長野県立美術館および埼玉県立近代美術館、2021年市原湖畔美術館(千葉県)、2017年武蔵野美術大学 美術館・図書館、2011-2012年ヴァンジ彫刻庭園美術館(静岡県)、2003年愛知県立美術館などでの開催がある。また、2000年第3回光州ビエンナーレ(アジア賞受賞、韓国)、1993年第1回アジア・パシフィックトリエンナーレ(クイーンズランド・アートギャラリー・ブリスベン)など国内外の主要美術館等にて展示多数。1988年第43回ヴェニスビエンナーレでは日本館代表として植松奎二、舟越桂と共に選出。2004年芸術推奨文化科学大臣賞、2009年紫綬褒章受章。武蔵野美術大学彫刻科名誉教授。