1958年東京都生まれ。1981年、武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒業。1983年、同大大学院造形研究科修了。鉄板を溶断して作る断片を溶接しながら組み上げることで作品を制作する。鉄でありながらも軽やかでおおらかな造形はその重さから解放されたかのように見える。しかし同時に置かれた空間はそれによって性質を新たにするほどの強固な存在感を有する。近年では石鹸、石膏など他素材の作品も発表。主な個展に、1995年国立国際美術館(大阪) 、2000年目黒区美術館、2008年上海美術館、2012年豊田市美術館および名古屋市美術館などがある。2010年(2013年、2022年)瀬戸内国際芸術祭、2006年(2009年、2012年、2015年、2025年)越後妻有アートトリエンナーレ、2013年あいちトリエンナーレ、などの国際展にも多数参加。文化庁、東京国立近代美術館、国立国際美術館、神奈川県立近代美術館、愛知県美術館、兵庫県美術館、豊田市美術館、広島市現代美術館、大分市美術館、国際芸術センター青森、霧島アートの森美術館(鹿児島)などに作品が収蔵されている。2000年芸術選奨文部大臣新人賞、2003年中原悌二郎賞優秀賞、2014年毎日芸術賞、2021年芸術選奨文部科学大臣賞などを受賞、2021年紫綬褒章を受章。