ROSHA YAGHMAI
ローシャ・ヤグマイ

Afterimage, Waves
1978年、サンタモニカ(US)生まれ。2001年スクール・オブ・ヴィジュアル・アーツ(NY)を卒業後、2007年にカリフォルニア芸術大学を修士修了。彫刻的なアプローチを軸としながら、立体、平面、インスタレーションなどの作品を制作している。ヤグマイの作品では工業的な素材と手芸的な方法が融和し、レンズや反射の光学的現象によって知覚が歪められる。イランにルーツを持つ自らの出自に言及する「Afterimage」シリーズや、曲がりくねったパイプ状の構造による彫刻作品群、シリコン成形による抽象的な彫刻など、ヤグマイの作品は自らの身体性や記憶を対象化しながら形を与えていくような手つきが見られる。Villa Aurora(ベルリン)やテラ財団(カリフォルニア)での活動助成を得ているほか、サンタバーバラ現代美術館での個展(2023年)、ハマー美術館やテート・セント・アイヴスなどのグループショーで取り上げられた。ロサンゼルス近代美術館、ハマー美術館(LA)、ロサンゼルスカウンティ美術館などが作品を収蔵している。