KOTAO TOMOZAWA
友沢こたお

slime CXXVII
1999年、ボルドー(FR)生まれ。2022年東京藝術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業ののち、現在は東京藝術大学大学院美術研究科在籍中。「ルキちゃん」と名付けた人形や自身の顔の上にスライムを乗せた様子を描いた絵画を制作している。スライムの粘性や透明感を精緻に捉え、触感を視覚的に表現する。スライムは薬品の配合や着色料などを都度調整して自作しており、それを使って実践した写真をもとに描いている。2019年度久米賞(久米桂一郎奨学基金)受賞、2021年度上野芸友賞(上野芸友賞奨学金)受賞。いずれも東京藝術大学在学生のうち優秀な者を対象として授与される。学外での活動実績も多く、漫画家・イラストレーターである友沢ミミヨを母に持ち、母の作中キャラクターのモデルとしても知られ、芸能活動(モデル・歌手)等を経て、画家の道を志す。2022年にはPARCO MUSEUM TOKYOで早くも回顧展形式の個展を開催し、作品集『KOTAO』を刊行したほか、多くのギャラリーやアートフェアで作品を発表し続けている。