KAZUYA SAKAMOTO
坂本和也

Respiration
1985年、鳥取県生まれ。2014年名古屋芸術大学大学院美術研究科美術専攻同時代表現研究領域を修了。平成29年度「新進芸術家海外研修制度」研修員として台北において一年間滞在制作(2017-2018年)した。水草栽培を趣味とする坂本は、水草の観察を通じて感得されたという生態系と人間社会との類似性をきっかけに水草を主題とした絵画制作を続けている。近年では水草だけではなく、植物そのものの「増殖」と「繁栄」にインスピレーションを得た作品も展開している。具象的な題材を描いていながら、オールオーヴァーの大胆な画面構成は抽象表現主義のそれを彷彿とさせる。2012年ALA Project(あいちトリエンナーレ関連企画展, Art Lab Aichi, 名古屋)、2017年米子市美術館(鳥取)などの個展のほか、2012年「トーキョーワンダーシード2012」(Tokyo Wonder Site 渋谷), 2015年「豊穣なるもの現代美術in豊川」(豊川市桜ヶ丘ミュージアム, 愛知)、2021年「Next World -夢みるチカラ タグチ・アートコレクション×いわき市立美術館」(いわき市美術館, 福島)などで作品が取り上げられている。